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佐藤純一 ( fhána / FLEET ) のブログ

佐藤純一 ( fhána / FLEET ) 音楽家 / NETOKARU 副編集長 音楽とかアニメとか活動報告とか日々思ったことなど。 fhana

『ROBOTICS;NOTES』劇伴remixのこと

ROBOTICS;NOTES 3(完全生産限定版) [Blu-ray]

ROBOTICS;NOTES 3(完全生産限定版) [Blu-ray]

 

 

TVアニメ『ロボティクス・ノーツ』の劇伴から「心配」「静寂の狭間」の二曲をfhánaでリミックスさせて頂いた。Blu-ray第3巻の完全限定盤の特典CDに収録されている。

 

今回のお話を頂いたとき、僕たちはまるで、ロボノの神代フラウやシュタゲのダルのようにktkrとつぶやいていた。というのも僕自身、『シュタインズ・ゲート』をプレイして以来、この想定科学アドベンチャーシリーズの大ファンですしおすし、fhánaはシュタゲなどのノベルゲームに強く影響を受けて結成されたユニットでもあるからだ。

 

リミックスさせて頂いた二曲は、元々どちらも原曲はドラムが入っていないゆったりとした曲調。そこにまずドラムとベースを入れて雰囲気をガラリと変え、さらに「心配」は、towanaっちのボーカルとyuxuki君によるシューゲイザーっぽいギターを加えてシリアスな世界観を構築した。「静寂の狭間」は、ケビン君とほのぼの日常系エレクトロニカにしよう、と打ち合わせて作り始めたのだが、たんに日常系というだけでなく泣けるリミックスに仕上がったと思う。

 

ノベルゲームのマルチエンディングはしばしば平行世界に例えられるが、原曲から別の可能性を引き出すリミックスという存在も、音楽における平行世界のように思う。一本のゲームがアニメになりコミックや小説になり、そこに登場する音楽も様々なバリエーションが作られ、沢山の分岐と収束を繰り返していく。どこかにトゥルーエンド的なアレンジ=ルートも存在するのだろうか。

 

などと中二病っぽい思考にはいくらでも耽っていられるわけだが、ロボノの「世界を救うのはヒーローじゃない。──オタクだ」というコピーは本当のことだと思う。この世界を救うためにも、僕たちのリミックスが人々の中二心に届くことを祈って。